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各種関係者(証券会社)

上場に向けて、一番重要な関係者となるのが、証券会社です。

上場が実現する時に関与することなる幹事証券会社は、5社~10社程度となりますが、その中でも『主幹事証券会社』が特に重要な役割を果たします。

主幹事証券会社は、以下に示すように上場前から上場後まで多くの局面で重要な役割を果たします。

【上場準備段階】
 ・資本政策、上場スケジュールに関する助言
 ・上場準備全般に関する指導・助言

【上場審査、上場時のファイナンス】
 ・上場審査(証券取引所に推薦できる会社かどうかを審査)
 ・上場時のファイナンス(公開価格の決定、公募増資・売出しの株式の引き受け)

【上場後】
 ・資金調達等の財務戦略に関しての助言
 ・IR活動等に関する助言



●アドバイス(選定時)
 主幹事証券会社の選定は極めて重要です。
 「○○証券が絶対にオススメです」とか、「××証券を選んだらダメです」というようなことは一概に言えるものではありません。

 どこを選定するかのアドバイスはとても難しいですが、以下のようなケースなどを参考に慎重に選定された方がよいと思います。

・他の証券会社よりも早い上場時期を示されたので、その証券会社を選定した。
  → 提案されたスケジュールはおろか、他の証券会社が提示していた時期になったが上場の見通しは全く立っていない。当初から十分な指導もなく、それなら他の証券会社にしておけば良かったと思った。

・わが社の事業モデルは新規性があり他の企業がやっていないビジネスである。
 他の証券会社は、「この事業では投資家は買わない」と乗り気ではなかったが、○○証券は強い関心を示してくれたため、○○証券を選定した。
  → 選定後も、上場に向けて中期的な戦略策定のアドバイスや審査対応、アナリスト・投資家対応まで熱心な指導をしてくれた。○○証券にして良かった。

 昨今は、証券取引所の審査が従来より厳しくなっており、『証券審査は合格したものの取引所審査で不合格』という事例も従来以上に起こっているようです。それを考えると、しっかりとした指導をしてくれる証券会社、十分な実績がある証券会社を選ぶのがよいのだろうと思います。



●アドバイス(選定後)
 主幹事証券会社との良好な関係構築は、上場を成功させるための必須要件です。
 会社にとっては相手(主幹事証券)は1社ですが、証券会社の立場からすると、その会社は数社(数十社)の上場準備会社のうちの1社です。会社の希望する上場スケジュール通りに進めていくためには、「証券会社と良い関係を構築・維持することが重要である」ということについて会社全体として(経営者や担当役員だけでなく証券会社と接する全員が)強く意識をしておくべきと思います。
 証券会社の担当者(あなたの会社の)も多くの担当会社を持っています(1年中あなたの会社のことを考えてくれているわけではありません)。
 証券会社(担当者)に、「(あなたの会社が)上場できるよう頑張ろう」と思ってもらえるように努める必要があります。

 実際には、以下のようなことが起こっているようです。
  ・聞いたことについての説明対応が不適切
    (曖昧な説明・間違った説明・話がコロコロ変わる)
  ・なかなか連絡が取れない
    (電話してもつかまらない、メールへのレスポンスが遅い)
  ・会社側の都合で打ち合わせ日程がすぐに変更される
    (証券会社対応の優先順位を低く考えている)
  ・資料提出などで約束した期日を守らない

 もし、このような対応をされたら、「(あなたの会社が)上場できるよう頑張ろう」とは思えないことはわかると思います。
 即答できない質問であれば、その場しのぎの対応をせず確認して後日報告すればいいと思います。
 (「すぐに対応しなければ」と思って、想像・推測で説明する対応をする人がいるようですが、そんな対応は相手にとっては迷惑です。また、できもしない約束をされても迷惑でしょう。)


 証券会社との対応が始まっている会社さんは、会社全体として(経営者や担当役員だけでなく証券会社と接する全員が)上手に証券会社とお付き合いできているかどうかを改めてご確認されてみるといいと思います。


次回は、2007年に上場した会社の主幹事証券会社別内訳の予定です。
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テーマ : IPO - ジャンル : 株式・投資・マネー

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