(IPO重要キーワード) 1.投資家保護
【キーワード:投資家保護】
上場会社(の経営者)に対して、「必ず意識すべき」と強く要請されている「理念」です。 上場会社は、顔の見えない不特定多数の投資家から資金調達を行いますので、この不特定多数の投資家に対して「誠実であること」「その期待を裏切らないこと」等が求められています。 意識すべき「投資家」(株主)としては、現時点の株主に限定せず、将来的な株主(当社の株を購入するかもしれない投資家)も含めるべきとされています。 なお、「投資家(だけ)を優遇すべき」という意味ではなく、「顧客、取引先、従業員、地域社会等との関係性は重要である。」との考えも含まれております。 「投資家保護」という表現を使うにあたっては、「最大のリスク負担者である投資家(特に株主)の満足度を向上させることを通じて、全ての利害関係者に配慮した経営を実現していく」ということを念頭におきたいものです。 ただし、投資家(株主)、取引先、従業員等の利害は必ずしも一致しないため、経営者はそれぞれの要望を確認しつつ、バランスを取りながら、企業経営を行っていくことが求められます。 |
新シリーズ 「IPO重要キーワード」 スタート(12/05/15)
【IPO重要キーワード】
・投資家保護 (12/05/18)
・企業価値・企業価値の向上(12/05/23)
・コーポレート・ガバナンス(12/05/30)
・内部統制 (12/06/03)
・J-SOX(財務報告にかかわる内部統制報告書制度)(12/06/07)
・コンプライアンス(12/06/12)
・ディスクロージャー(12/06/21)
・I R (Investor Relations) (12/07/16)
・(証券取引所が定める) 企業行動規範 (12/07/18)
・インサイダー取引(内部者取引) (12/07/23)
・リスクマネジメント(12/07/26)
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【キーワード:投資家保護】 上場会社(の経営者)に対して、「必ず意識すべき」と強く要請されている「理念」です。
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