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株式上場準備の実務 (IPO参考書籍)

久しぶりのIPO参考書籍のご紹介です。

株式上場準備の実務(太陽ASG有限責任監査法人)



著者は、太陽ASG所属の会計士 10名ですが、全員が中央青山(みすず)からの移籍組です。
(私の、元同僚(上司・後輩)でもあります)

この本の特徴ですが、「IPO準備」の全体を概観する書籍ではあるもの、昨今重要度が増しているとされている「J-SOX対策」についてをかなり絡めて書かれているところでしょうか。

IPO準備において、「J-SOX」は避けて通ることができない必須事項です。
J-SOXは、上場企業においては運用2年目に入っており実務が少しずつ落ち着いてきた感があるように思えています。
数年前から、「J-SOXバブル」とも称される機運があり、実務書・ハウツー本も沢山発刊されました。
ですが、IPO準備と「J-SOX」を絡めた書籍というのは皆無だったと思います(世間の関心事も、既に上場企業に向けられていましたので)。
本書は、内容としてはIPO準備の全体像をまとめた書籍ではあるものの、かなりの部分でIPO準備において求められている管理体制整備と「J-SOX」との関連性を意識させる流れになっています。


IPO準備に関する実務書として、監査法人や信託銀行などから「辞書」のような分厚い書籍がいくつも発売されています。
本書も、その手のカテゴリに属するものではありますが、「J-SOX」との関わりを強く意識しながらIPO準備全体を学びたい方や、IPO準備会社において「J-SOX」に携わる方には参考になる書籍だと思います。

特に、「全社的な内部統制(内部統制実施基準に定める42項目)に関するJ-SOX対応」と、IPO準備を関連付けてまとめている点は、いい視点だと思います(絡めるのにかなりの苦労が感じられますが・・・・)。


ただし、監査法人さんは立場上、IPO準備でやるべきことの中心に「J-SOX」を捉えがちな面があり、本書もその傾向が強く表れているように思えます。
(「J-SOXを核にして進める上場準備」という説明がなされておりますが、私は、もし経営者視点でIPO準備の全体像を考えた場合には、「J-SOX」は重要な課題のひとつではあるものの、その中心に位置づけられるものではないと考えています)


4,410円と安価な本ではありませんが、IPO準備とJ-SOXを一冊で学びたい方などにはおすすめかと思います。

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テーマ : IPO - ジャンル : 株式・投資・マネー

Tag : IPO 株式上場 J-SOX 内部統制 IPOコンサル 株式上場コンサル

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