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GC注記の珍事例(会社法と金商法)

マザーズ上場のディー・ディー・エスのプレスリリースを紹介しておきます。

・金融商品取引法の規定に基づく監査報告書にかかる無限定適正意見取得について

08年12月期決算について、
・会社法監査:「監査意見不表明」
(GC注記の記載内容について、GC問題を解消するための経営改善策、取引金融機関の協力並びに財務体質強化のための資本施策の実現が、会社法規定の監査の段階では、交渉の帰趨は不明)
となってたものが、
・金商法監査:「無限定適正意見」
(GC問題は存在するものの、台湾のEgis Technology,Inc.と事業提携を行い、総額200 万米ドルの資金の借入を実行したこと等が評価された)
とのことです。

ディー・ディー・エスは、この無限定適正意見取得のプレスリリースを受けて低迷していた株価が少し回復しているようですが、経営状態が極めて大変であることには変わりないのではないかと推察されます。
(意見不表明とならないための資金調達がすぐに出来る状態なのであれば、会社法の監査意見のタイミングで解決が図れたはずですので)

GC注記の存在や、意見表明・不表明が会社の生死や上場廃止に結びついてしまう為、この3月期はGC問題で多くの監査人が厳しい判断を迫られるものと思います。
(企業ももちろん大変ですが、会計士も大変です・・・・・)


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テーマ : 会計・税務 / 税理士 - ジャンル : ビジネス

Tag : IPOコンサル 監査法人 GC注記 ゴーイングコンサーン 継続企業の前提

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