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3監査法人共催フォーラム(つづき)

昨日の続きです。
エヌ・ピー・シーの隣社長の講演内容について、ご紹介したいと思います。
いいお話だなぁと思い、話に聞き入りながらメモしたので、言い回し等は若干不正確かもしれませんがご容赦下さい(もし、聞き間違いなどご指摘ございましたらお願いいたします)。


以下、講演の主な内容です。

●エヌ・ピー・シーの沿革と、その中での気づき
エヌ・ピー・シーは、1992年に町工場の事業を受け継ぎ設立(当初は太陽電池の会社ではなかった)。
今ではグローバルに事業展開できているが、当時は「海外に活路を求めた」とのこと。
海外で活動するにあたっては、「上場」したいと思った(信用が全然違う)。
ですが、その後数年は業績面でかなり伸び悩み苦労されたそうです。
その伸び悩んでる状況において、監査法人及び証券会社と出会いがあったとのこと(厳しいこともかなり言われたそうですが、監査法人・証券会社との「その出会いがなければ今はない」との感謝の想いを感じられているそうです)。
事業が伸び悩むなかで、一念発起され、「主幹事証券会社、監査法人があれこれ言ってきている指導内容」について、愚直に、ひとつひとつ、自らが取り組み片っ端から解決させ「これなら文句言われないだろう」というレベルまで対処されたとのことです。
この取り組みをやっていたところ、急に業績も上向き、利益が一気に出始め、成長が加速したそうです(隣社長自身が驚いたとのこと)。

このご自身の経験にもとづき、これから上場を目指す経営者に対して、以下のメッセージを贈られていました。

●上場準備のプロセス(過程)が重要・上場準備のプロセスに社長が積極的・主体的に取り組むこと
・社長自身で、「Ⅰの部」、「Ⅱの部」を書いてみるべき。きっと書けないでしょう。
人に任せてはダメ。自分で社内規程を作り、自分で内部統制の構築や文書化を行わないと意味が無い
・「Ⅰの部」、「Ⅱの部」が全て書けたとき、社内整備、内部統制、組織運営が完遂されており、自分でも驚くほど利益が出ているはず。
・内部統制の構築は、コストがかかるではなく、利益が出る。
・「会社のことは自分が一番わかっている」という社長が多いが、実際には社内のことが見えなくなっている場合が多い。

●応援団とうまくコミュニケーションをとること
証券会社、監査法人、証券取引所という「応援団」は、基本的に会社と利害が一致している。
 「継続的に利益を出せる会社」として上場企業を目指す企業(発行体)を、「応援団」が積極的に協力してくれる。
 これら応援団とうまくコミュニケーションをとること

●社長自身が変態(成長)すること
・会社をつぶすリスクは、「社内(社員、商品力・・・)」、「社外(市場、競争力、値下圧力・・・)」、「資金環境(金融機関・・・)」にあるのではない。 「社長自身の中」にある
・上場へのプロセスで社長自身が手と体を動かすこと
・つまり、主幹事証券会社、監査法人の指導を社長自らが愚直に受け入れること

●社長が言ってはいけないコトバ (と、そのコトバへのつっこみ)
 ・「私は経理のことはわかりません」、「私は技術のことはわかりません」、「私は広く浅く物事をみるので細かいことはわかりません」  ← 私は馬鹿ですと言っているようなもの
 ・「私の事業を皆、なかなか理解してくれない」  ← 人が理解できない事業は成り立たない
 ・オレが給与を払っている  ← 社長の給料も「払っている」のは会社から
 ・オレが一人で稼いでいる  ← それなら一人でやれば・・



本当に素晴らしい講演でした。
監査法人が主催者である講演ですので、もしかすると、ある程度は「(上場準備作業の重要性や、管理体制の構築の大切さを強調して)監査法人が喜ぶように」との意識・配慮をなさった上でのお話なのかもしれませんが、その部分を割り引いたとしても、とても良いメッセージだったと思います。

「社長自らが愚直に」、「上場までのプロセスが大事」、「人任せにしてはダメ」ということを繰り返し強調されていました。

上場準備をされている多くの経営者にお聞き頂きたい内容でした。
本フォーラムに参加できた方だけでは勿体ないと思いますので、可能であれば、DVD配布やWeb配信などで参加できなかった方にもご提供頂けたらと願います(ご本人の承諾等、簡単ではないのでしょうが)。


次回は、この講演内容の各々のメッセージに絡めて、私の考えなどを少し書いてみたいと思います。

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