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TOKYO AIM

東証の、プロ向け新市場の正式名称は 「TOKYO AIM」(呼称: トウキョウ エイム)だそうです。

プレスリリース
『東京証券取引所グループとロンドン証券取引所グループ、プロ向け新市場の名称と制度要綱を発表』
http://www.tse.or.jp/news/200901/090129_c.html


「TOKYO AIM」は、本年春に開設の予定で、同市場の特徴は以下のとおりとのこと(プレスリリースより引用)です。
・情報開示は日本語・英語のいずれの選択も可能
・会計基準は日本基準に加え、国際会計基準、米国基準の採用も可能
・内部統制報告書や四半期開示を求めない柔軟な規制体系とし、上場および維持コストを軽減


「TOKYO AIM」公式サイトというのも出来ています。
「TOKYO AIM」公式サイト http://www.tokyo-aim.com/

ニュースでは、『早ければ5月に上場企業が登場する見通しだ。』なんてことが書かれています。
実際のところどうなのでしょうか。
証券会社の方などにお聞きしても、この新市場に否定的な意見もよく聞きます。

指定アドバイザー制度(Nomad)についても、賛否両論のようです。
前述のプレスリリースでは、
> 指定アドバイザーと担当する上場会社との関係は非常に密接であり、指定アドバイザーは担当する上場会社が規制を遵守し高水準の情報開示を行っていくことを支援・モニターしていくことに対して強いインセンティブを持っている。指定アドバイザーは、投資魅力の高い優れた企業を市場に誘致する能力があるということを投資家に示すことで、自らのレピュテーションを高めることができるからである。
と説明されていますが、
この市場に上場した企業についての面倒は、東証ではなくNomadが見ること(=Nomadの責任がかなり重たい)ということでしょうから、Nomadは大変です。
それ(重たい責任)に見合うだけの対応をすることとなると、Nomadは企業から相応の報酬を得る必要があるわけで、そうなると『上場および維持コストを軽減』とはならなくなってしまいます。
(英国AIMでも、上場会社が上場を維持するために取引所に支払う金額は少ないものの、Nomadへの報酬が安いものではなく、必ずしも低コストで資金調達ができる市場ではないとの話を聞いたことがあります)

この市場に上場する会社の株を欲しがる『プロ投資家』がどれだけいるのだろうかという点も気になります。相応に厳しい審査を合格した「従来からある新興市場(JASDAQ、マザーズ等)の上場会社」に対してもプロ投資化の投資意欲は減退しているところに、もっと緩い基準で上場を認める新市場はどう捉えられるのでしょうか。

新市場創設は、資本市場の活性化のための前向きな取り組みですので、うまくいけばよいとは思うものの、どうなるものかは心配です。。。。


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テーマ : IPO - ジャンル : 株式・投資・マネー

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