IPO実務検定
宝印刷さんほかが今夏に設立した「日本IPO実務検定協会」が実施する検定試験です。
試験は標準レベル・上級レベルの2種類があり、以下の能力が認定されるそうです。
・標準レベル: 上場準備スタッフとして、上場準備室長のサポート的な業務をこなすことができる。 |
・上級レベル : 上場準備室長として、上場準備に必要な業務の特定ができるほか、それらの業務を社内の適材適所にアサインしたり、監査法人、証券会社などの上場関連プレイヤーとの折衝ができる。 |
この試験については、業界内でたまに話題となるのですが、「上場の知識は、検定試験で測れるようなものではないし、この試験は・・・・・」のような声も耳にしていました。
そこで、自ら本試験を受験してみることにしました。
【 受験の動機 】
●自らの力試し
上場準備支援を本業としている者として、経営者や上場準備プロジェクトのリーダーに対してアドバイス・実務支援を行う立場ですので、本試験で認定される能力(上表の内容)は当然に持っているべきであり、また、上場準備コンサルタントの中でも相応の知識・経験を備えているという自負もありましたので、「力試し」にもなると思いました。
●当該試験制度についての正確な理解
新規上場の知識を体系的に習得することはなかなか難しいものがあります。
(日本IPO実務検定協会の設立趣旨)
を見ると、
>> 日本で初めて上場準備の実務能力をまんべんなく、総合的に問う試験である「IPO実務検定試験」を通じて、上場準備を担える人材を育成することにより、ベンチャー企業の上場を促進し、その結果として日本経済の活性化が図られるという「社会的インフラ」を担ってまいります
と、とても素晴らしいことが述べられており、本当にIPO実務について体系的に習得できるような試験であれば、支援先の企業や会計士仲間などへ推奨に値するのではないかとの思いもありました。 「実態を知らない中で、推奨も批判もすべきではない」との考えもあり、他者の評判を聞くというのではなく、自分が受験してみるのが一番と思いました。
ということで、「標準レベル」、「上級レベル」の両方を受験してみることにしました。
本日はここまでで、続きは次回にしたいと思います。
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