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「幻想価格」>「現実価格」?


ひとつ興味深いウェブ記事を見つけましたので紹介します。

Nikkei.Net経済羅針盤 「幻想価格」>「現実価格」に支配されるIPO市場(08/5/26)

JPモルガン・アセット・マネジメントの太田忠氏が書いた記事です。

詳細は、記事を直接お読みいただくとして、ポイントと思った箇所のみ以下に示します。

●IPO企業の数は激減していると騒いでいるが・・・
> IPO市場をこれまで20年以上見てきたが、相場環境が良くても悪くても年間に投資に値する企業の数は私の個人的見解ではせいぜい10―20社程度に過ぎず、IPOの企業が増えれば増えるほど投資に値する企業が増えるという状況はついぞお目にかかったことはない。したがって、投資に値する企業数に変化がないとすれば、究極論を言えば、投資家にとってIPO企業の数が200社であろうが、50社であろうがあまり意味のないことである。

●「幻想価格」と「現実価格」はこうも違う
> 適正な成長をしているにもかかわらず、最初の株価が「幻想価格」となり、初値から時間が経過した後の現在の評価を「現実価格」と名付けるとすると、過度な「幻想価格」は「現実価格」にとって大敵となる。いくらすばらしい企業でも「幻想価格」があまりに高くついたために、利益成長が続いても「現実価格」のリターンがマイナスにとどまる、ということは珍しいことではない。


●地方証券取引所は廃止せよ
> 名古屋セントレックスの32社、札幌アンビシャスの12社、福岡Qボードの10社の合計54社における公募価格から初値のパフォーマンスである「幻想価格」の平均値は73.1%。初値がついた後の現値との比較である「現実価格」はマイナス65.9%となり、公募価格と比較した現値のパフォーマンスはマイナス41.0%となっている。単純に言えば、公募価格が1000円で決まったIPO企業の初値は瞬間的には1731円となるが、その後株価は急落し、現値が590円まで下がってしまい、公募価格1000円に対しても大幅に下落したことをあらわしている。

> 52社を個別企業でみると、「現実価格」がプラスの企業はわずか2社、公募価格と現値とのパフォーマンスがプラスの企業もわずか2社という悲惨なトラックレコードしか残せていない市場に期待するものは何もない。
> JPモルガン小型株チームではこれら3市場のIPO企業に対するロードショーへの参加を06年末からとりやめていることは第28回のコラム『新規IPOに望む条件』で述べたが、再開する意欲は全くない。


ちょっと過激な提言もあり、本記事の個々の内容についてのコメントは控えたいと思いますが、なるほどと思う点、同感・共感する点も多くありました。

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テーマ : IPO - ジャンル : 株式・投資・マネー

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