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セミナーを担当させていただきました

本日は、「IPO支援(コンサルティング)業務の体験談」というタイトルで、公認会計士向けの研修会でお話をさせて頂きました(於 公認会計士会館)。

100名弱という人数の前でお話をすることは(しかも会計士の諸先輩に)、普段ないことですので、バタバタのお話になってしまいました(自分のプレゼンテーション能力の低さに改めて気付かされ、かなり凹みました)。

話はかなり下手だったと思いますが、日頃、現場の最前線でIPO準備会社さん(や証券会社さん他)と関わっている中で感じているIPO準備の現場における問題意識などを出来る限りお伝えしたつもりです。

私の拙い話にお付き合い頂いた研修参加者の皆様及び研修運営の事務局の皆様、どうも有り難うございました。

(せっかくですので、今回の研修でお話しした内容について、本ブログでも後日少しご紹介しようと思っています)
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JASDAQ上場ハンドブック2010

大証のウェブサイトに、
JASDAQ上場ハンドブック2010(平成22年10月版)について公表されています。

JASDAQ上場ハンドブック2010(Web版)を公開しました

統合後の新JASDAQの上場ハンドブックになります。
冊子版は、11月中旬発刊予定とのことですが、これに先立ち、Web版として公開されています。
JASDAQ上場ハンドブック2010(Web版)

この上場ハンドブックは、JASDAQ市場(スタンダード・グロース)を目指す会社さんにとっては、必読の情報です。

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イー・ガーディアン

上場日: 2010年12月1日
会社名: イー・ガーディアン
URL : http://www.e-guardian.co.jp/
・事業内容: 投稿監視業務、カスタマーサポート業務、派遣業務及びオンラインゲームサポート業務等
・基準期: 2009/9
・市 場: マザーズ
・主幹事証券: 野村
・監査法人: 東陽
・証券代行: 中央三井
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格 1,250
・上場時株数 1,602,700
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 2,003

事業等のリスクは、下の「続きを読む」で

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10年VC等投資動向調査の結果(VEC)

財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(Venture Enterprise Center、略称:VEC)のウェブサイトに、

2010年ベンチャーキャピタル等投資動向調査の結果(速報値)
が公表されています。

詳細は、調査結果報告の本文をお読みいただきたいと思いますが、「概要」の一部を以下引用です。
2009 年4 月から2010 年3 月までの間に行われたベンチャーキャピタル(VC)等によるベンチャー企業への投融資額は875 億円、投融資先社数は991 社※1 であり、1 年前に比べてそれぞれ36.8%、25.9%※2 減少した(図表1)。
投融資額の減少は2007 年から3 年連続で、ピークの2006 年4 月~2007 年3 月の2,790億円から約7 割減少し、投資事業有限責任組合法が施行された98 年以降で初の1,000 億円割れとなった。新興市場の低迷によるIPO 数の減少、景気減速による投資先の業績悪化によりファンドのパフォーマンスが悪化、満期を迎えるファンドが増加する一方で投資資金の回収不調から投資家の投資余力が低下しているものと見られ、新規のファンドレイズが困難になるなど、依然VC にとって厳しい経営が続いていることが窺える(図表5;2009年4 月~2010 年3 月の新規ファンド数は15 本)。

ベンチャー企業にとっては、なかなか厳しい環境です(図表1や図表5を見ると明らかです)。
単なる肌感覚ですが、今年の4月以後は昨年との比較ではVCによる投資が動いているような気もしますので、1年度の調査報告では「底打ち」が確認できるのではと思っております。。。。。

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JASDAQウェブサイト「上場体験談」が・・・・・

先週ジャスダックがヘラクレスと統合したことに伴い、ジャスダックのウェブサイトが大証のウェブサイトに統合・リニューアルされましたが、これに伴い残念なことが起こっています。

これまで、ジャスダックのウェブサイトには、「上場を達成した会社の体験談」 というコーナーがあったのですあ、リニューアルされたウェブサイトにはこれがなくなってしまいました(過去分も)。

IPO準備会社さんにとっては、IPO達成会社の声は有益な情報だったと思うのですが・・・・
(当ブログのカテゴリ「⑩IPO体験談紹介」で過去分については概要を紹介しています)

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新日本監査法人 「お粗末経営」?

あまり乗り気がしない話題ですが、
週刊ダイヤモンドのウェブサイトに以下の記事が出ています。

会計士増の旗振り役が採用減新日本監査法人のお粗末経営 (Diamond Online)

以下、記事より引用です。
新日本が業界内で批判を浴びたのは、なにもこれが初めてのことではない。08年のリーマンショック以降、その行動が最も疑問視されたのが、監査報酬のダンピングである。
採用減にダンピングと、新日本がちぐはぐな行動に出ているのは、これまでの過剰採用のツケが回ってきたという事情がある。06年から08年にかけて、なんと毎年500~700人もの試験合格者を採用し続けたのである。
新日本は訴訟リスクの高まりを受けて、このタイミングで継続企業の前提に疑義の注記が付された企業を中心に契約を大量に破棄していった。そのため今では「仕事がない会計士が溢れている」(関係者)状況で、揚げ句の果てには社員に1000万円の新規売り上げ目標を設定、自ら監査を断った企業にもせっせと足を運び、再び営業をかけている。
2期連続の赤字となれば、・・・・・・・・なんとしても避けたかった」(新日本関係者)。
そこで手始めに、年に2回支払う職員の賞与を一律25万円カット。それでも足りず、最後には今年4~6月の社員の給料を減らし、「収支がほぼゼロになるまで調整した」(関係者)。
さらに複数の関係者によれば、提携先である英監査法人大手アーンスト・アンド・ヤングに毎年支払う看板使用料まで一時的に未払いとなっている模様。金額は「売り上げの7%」(関係者)というから、わずか70億円すら支払えない状況ともいえる。


経済週刊誌の記事ですので、全てが真実ということまではいえないのでしょうが、ここまで赤裸々に書かれてしまってはと言葉がつまります。



【参考過去記事】

「監査法人変更 4割減」の意味することは?(10/10/05)

新日本監査法人 前期は経常利益30億円(10/09/12)

新日本監査法人が400人を希望退職で「削減」(10/07/26)

トーマツは、経常「利益」が13億(09/12/28)

新日本有限責任監査法人、2009年6月期は経常損失 13億円(09/09/19)

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JASDAQ 市場規則の改正


大証ウェブサイトに以下が公表されています。

「ヘラクレス,JASDAQ及びNEOの市場統合に伴う関連諸規則の一部改正等について」に基づく実務上の取り扱い等について

JASDAQグロースは、上場企業に中期経営計画の開示を義務付けています。
(旧JASDAQ NEOのマイルストーン開示のようなもの)

ということで、グロース市場を目指す企業さんは、「別添6」の資料には目を通しておいたほうがよい(開示義務の内容をしっておく)と思います。

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新セグメントでも結局は「営業損益」

新セグメント基準(10年4月1日以後開始事業年度から)によって、セグメント開示についての利益額については、定めがなくなり、各社の「最高経営意思決定機関に報告される金額」とされておりました。

従来は、「営業損益」と決められていたものが、定めがなくなりどうなるかと思いましたが、蓋を開けてみれば大多数の上場企業が従来通りの「営業損益」で開示することとしているようです。

最新号の「週刊経営財務」(2986号)に、この特集記事が出ています。

それによると、日経225に採用されている3月決算会社176社を調べたところ、
・営業損益 137社(77.8%)
・経常損益  17社( 9.7%)
・その他
という状況だったとのことです。

やっぱり営業損益(のまま)が大多数か というのが感想です。

IPO準備会社さんにとっても、どのようなセグメント開示を行うのかの検討(監査人との相談)は、お早めに行うことをおススメします。

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新興市場等の信頼性回復・活性化?(金融庁)

金融庁のウェブサイトに、
「金融資本市場及び金融産業の活性化等のためのアクションプラン」の策定について
が公表されています(10月8日付)。

以前公表されていた、「新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)」を具体化させていくとのことで、
その中には、 IPOに関連するような内容も一部含まれています。
・ 新興企業等に対する適切な成長資金の供給
新興市場等の信頼性回復・活性化、将来の成長可能性を重視した金融機関の取組促進等)
・ アジアの主たる市場(メイン・マーケット)たる日本市場の実現
(総合取引所、英文開示の範囲拡大、四半期報告の大幅簡素化、プロ向け投資運用業、コーポレートガバナンスの強化、クロスボーダー取引に係る税制措置等)

ただ、実際に何をするのかは見えてきません。

とりあえず、政府も新興企業の低迷に問題意識は持っているようなので、政策的に何かしてもらえればとも思います。



【参考過去記事】

経団連は、「我が国の開示制度」にかなりのご不満?(10/07/25)

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新ジャスダック スタート


本日から、新「ジャスダック」がスタートです。

「IPO準備企業にとってどのような影響があるよくわからない」という声も聞こえてきますが、とりあえず新市場に期待したいと思います。

本日より、大証・ジャスダックのウェブサイトが統合され、リニューアルされています。


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