FC2ブログ

重要な欠陥 「56社」はどんな会社なのか (金融庁より)


金融庁HPに、
平成21年3月決算会社に係る内部統制報告書の提出状況について
が出ています。

重要な欠陥「56社」について、どのような理由で重要な欠陥とされたのかの事例も出ています。

なお、
『任意で内部統制報告書を提出した会社数』というのが17社あったのは意外でした。

テーマ : 会計・税務 / 税理士 - ジャンル : ビジネス

Tag : 内部統制 J-SOX 重要な欠陥 56社 分析 IPO 新規上場 金融庁

重要な欠陥 「56社」はどんな会社なのか(番外編 - 監査法人)

前回の記事で、09年3月期の重要な欠陥 「56社」について分析をしましたが、その番外編です。

●「56社」の監査法人ランキング
 ・13社 = 監査法人トーマツ
 ・11社 = 新日本有限責任監査法人
 ・9社 = あずさ監査法人
 ・4社 = 監査法人ウィングパートナーズ
 ・2社 = KDA監査法人、ダイヤ監査法人
 ・1社 = 監査法人アヴァンティア、監査法人A&Aパートナーズ、霞ヶ関監査法人、
      監査法人和宏事務所、仰星監査法人、三優監査法人、新創監査法人、
      新橋監査法人、末広監査法人、東陽監査法人、土井・大村公認会計士共同事務所、
      監査法人ハイビスカス、聖橋監査法人、フロンティア監査法人、優成監査法人

この数値から何か読み取れるかというとよくわかりません。ご参考まで。



テーマ : 会計・税務 / 税理士 - ジャンル : ビジネス

Tag : 内部統制 J-SOX 重要な欠陥 56社 分析 監査法人

重要な欠陥 「56社」はどんな会社なのか


3月決算会社のJ-SOX初年度の状況として、
重要な欠陥を公表した会社として56社と公表されています。
(日経新聞集計(7月2日記事)によると、7月1日までにEDINET提出した2,672社のうち56社で約2%とのこと)。

興味がありましたので、この56社について調べてみました。

●市場別内訳
まず、56社の市場別内訳を調べてみました。
 ・東証1部 : 17社
 ・東証2部  : 3社
 ・大証2部 : 6社
 ・名証2部 : 1社
 ・ジャスダック : 21社
 ・ヘラクレス : 3社
 ・セントレックス : 3社
 ・Q-Board : 1社
 ・アンビシャス : 1社
(※ 手作業で集計しています、※ 複数市場上場企業は上位とされる市場のみに集計)

→ コメント
 最多はジャスダックの21社ですが、意外なのは東証1部が17社というところでしょうか。
 この2つだけで56社の約3分の2を占めています。



●上場時期別内訳
次に、各社の上場時期を調べてみました。
 ・~89年  :  19社
 ・90年~94年 : 12社
 ・95年~99年 : 7社
 ・00年~04年 : 12社
 ・05年~    : 6社
(※ 手作業で集計しています、※ 市場変更している会社や持株会社に移行している会社があり必ずしも初めて上場企業となった時期とは限りません)
 なお、08年に新規上場した会社は、ゼロでした。上場した直後にいきなり「重要な欠陥あり」となる会社が出るのかどうか注目していましたが、さすがにそれは無かったようです。


→ コメント
 00年以後に上場した会社は18社であり、38社は99年以前に上場した会社です。


●上記2つの分析からの総括
 何となくですが、
 「2000年代」に「新興市場」に上場した会社
 から、「重要な欠陥」が多く出るのかなぁと思っていたのですが、
 実際には、
 「00年以前」に、本則市場に上場もしくは店頭登録した会社
 が多数派でした。
 「2000年以後に新興市場上場した会社の中に問題企業が多い」のようなことを聞くことも多いのですが、この集計結果からはそういう結論は見出せません。

 話は単純ではないのでしょうが、考えられることとしては、
 ・2000年以後に新興市場に上場した問題企業は既に多くが退出(倒産・上場廃止など)済みとなっている
 ・新興市場上場企業の中には、問題企業もあるが、全体としてはそこまで悪い管理体制ではない
 ・しっかりした会社とされる本則市場(東証1部など)の中にも管理体制がとても脆弱な会社が存在する
 ・東証1部上場など企業規模が大きく・事業展開や地域展開が多様化している会社は、J-SOX対応が難しい
 ・新興市場上場企業は、事業領域が狭く、また小規模組織であることが多いため比較的J-SOX対応がしやすい
 などでしょうか。
 あと、あえて変な見方をすると、
 ・J-SOXでの「重要な欠陥がある会社」と、「いわゆる問題企業」にはそもそも相関性が全く無い
 ということもありうるのでしょうか(別に、J-SOXは問題企業を明らかにする制度ではありませんが、相関性が全く無いとなると、J-SOXへの世の中の期待からすると、それはそれで問題な気が・・・・・・)


読者の方は、上記の分析結果をご覧になられて、いかがでお感じでしょうか?
感想・コメント等あれば是非お願いします。


次回は、番外編として「重要な欠陥」56社の監査人ランキングを予定しています。

テーマ : 会計・税務 / 税理士 - ジャンル : ビジネス

Tag : 内部統制 J-SOX 重要な欠陥 56社 分析 IPO 新規上場