スーパーバリュー(08年2月15日)
上場日: 2008年2月15日
会社名: スーパーバリュー
URL : http://www.supervalue.jp/
・事業内容: 食品スーパーとホームセンターを併設した複合型小売店舗の展開
・基準期: 07年2月期
・市 場: JASDAQ
・主幹事証券: 大和SMBC
・監査法人: あずさ
・証券代行: 住友信託
・印刷会社: 宝印刷
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 4,200
事業等のリスクは、「続き」で
会社名: スーパーバリュー
URL : http://www.supervalue.jp/
・事業内容: 食品スーパーとホームセンターを併設した複合型小売店舗の展開
・基準期: 07年2月期
・市 場: JASDAQ
・主幹事証券: 大和SMBC
・監査法人: あずさ
・証券代行: 住友信託
・印刷会社: 宝印刷
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 4,200
事業等のリスクは、「続き」で
東洋ドライルーブ(08年2月14日)
上場日: 2008年2月14日
会社名: 東洋ドライルーブ
URL : http://www.drilube.co.jp/
・事業内容: ドライルーブ製品(固体被膜潤滑剤)の開発、製造販売およびコーティング加工事業
・基準期: 07年6月期
・市 場: JASDAQ
・主幹事証券: みずほインベスターズ
・監査法人: 新日本
・証券代行: みずほ信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 3,659
事業等のリスクは、「続き」で
会社名: 東洋ドライルーブ
URL : http://www.drilube.co.jp/
・事業内容: ドライルーブ製品(固体被膜潤滑剤)の開発、製造販売およびコーティング加工事業
・基準期: 07年6月期
・市 場: JASDAQ
・主幹事証券: みずほインベスターズ
・監査法人: 新日本
・証券代行: みずほ信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 3,659
事業等のリスクは、「続き」で
MID都市開発(中止)
中止案件ですが、備忘の意味も含め載せておきます。
上場日: 2008年2月14日
会社名: MID都市開発
URL : http://www.mid.co.jp/
・事業内容: ビル事業、住宅事業を中心とする総合不動産事業
・基準期: 07年3月期
・市 場: 東証2部
・主幹事証券: 野村
・監査法人: あずさ
・証券代行: 住友信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 35,146
コメント:株式市況の悪化により中止
優先株式(議決権なし)を発行したまま上場(A種~E種)
優先株の株主は金融機関と松下電工。
優先配当は年間67百万円、平成32年まで続く予定。
事業等のリスクは「続き」に
上場日: 2008年2月14日
会社名: MID都市開発
URL : http://www.mid.co.jp/
・事業内容: ビル事業、住宅事業を中心とする総合不動産事業
・基準期: 07年3月期
・市 場: 東証2部
・主幹事証券: 野村
・監査法人: あずさ
・証券代行: 住友信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 35,146
コメント:株式市況の悪化により中止
優先株式(議決権なし)を発行したまま上場(A種~E種)
優先株の株主は金融機関と松下電工。
優先配当は年間67百万円、平成32年まで続く予定。
事業等のリスクは「続き」に
勉強会の感想
昨日、CFOクラスの方が集まるとある勉強会に参加してきました。
企業再生とIPOを、企業の側でご経験された方が体験談をお話しするという内容でしたが、とてもいい話を聞けました。印象に残った話を書き留めておこうと思います。
・ファンドビジネスの成功の3要素
①とにかく安く買うこと
②ビジネスモデルが優れていること
③経営者がいいこと
特に③が重要で、能力だけでなく、経営マインド、人柄や忍耐力などが要求されるとのことでした。
・会社(経営者)との関わり方
ファンドから派遣されているという立場と、転籍してその会社の中の人という立場では、やはり大きな違いがあるとのことでした。
自らの取り組む本気度も変わるし、経営者は「所詮、この人は外の人だから」と考えるので本当の信頼は得るのは難しいとのお話でした。
このお話は、自分自身にとても響くものでした。
コンサルタントとして、会社(経営者)を支援することをやっていますが、会社に常駐するわけでもなく比較的短時間のコミュニケーションで信頼関係を築いていくのは大変だと常に感じているところでした。
これからも、社外にいるという立場は変えようがありませんので、少しでも会社(経営者)からの信頼を得られるよう努めていきたいと思いました。
企業再生とIPOを、企業の側でご経験された方が体験談をお話しするという内容でしたが、とてもいい話を聞けました。印象に残った話を書き留めておこうと思います。
・ファンドビジネスの成功の3要素
①とにかく安く買うこと
②ビジネスモデルが優れていること
③経営者がいいこと
特に③が重要で、能力だけでなく、経営マインド、人柄や忍耐力などが要求されるとのことでした。
・会社(経営者)との関わり方
ファンドから派遣されているという立場と、転籍してその会社の中の人という立場では、やはり大きな違いがあるとのことでした。
自らの取り組む本気度も変わるし、経営者は「所詮、この人は外の人だから」と考えるので本当の信頼は得るのは難しいとのお話でした。
このお話は、自分自身にとても響くものでした。
コンサルタントとして、会社(経営者)を支援することをやっていますが、会社に常駐するわけでもなく比較的短時間のコミュニケーションで信頼関係を築いていくのは大変だと常に感じているところでした。
これからも、社外にいるという立場は変えようがありませんので、少しでも会社(経営者)からの信頼を得られるよう努めていきたいと思いました。
MID都市開発 上場承認取消
株式相場の悪化により、上場を見送ったようです。
東証からのニュース(東証HP)
なお、25日(金)の日経新聞では、
『資金調達が目減りする可能性が高まったため』、『最大191億円を調達し』と説明されていますが、今回の予定は、公募増資がゼロで、全てがファンド株主の売出しでした。
ですので、上場しても資金を得るのはファンド株主であり、会社ではありませんので、別の表現で説明された方がよかったのではと感じました。
東証からのニュース(東証HP)
なお、25日(金)の日経新聞では、
『資金調達が目減りする可能性が高まったため』、『最大191億円を調達し』と説明されていますが、今回の予定は、公募増資がゼロで、全てがファンド株主の売出しでした。
ですので、上場しても資金を得るのはファンド株主であり、会社ではありませんので、別の表現で説明された方がよかったのではと感じました。
ニホンフラッシュ 売出し株数の変更
2月13日 東証2部上場予定のニホンフラッシュですが、売出し株数が変更されています。
・上場承認時(有価証券届出書) 1,000,000株
↓
・第一次訂正届出書(1/24提出) 700,000株
2つの金融機関が売出し人から離脱しています。
このタイミングでの売出し人の変更はとても珍しいことです。
理由については開示されていませんが、昨今の異常ともいえる株式市況の影響が関係しているものと推察されます。
なお、上場承認時(有価証券届出書)の想定売出価格は900円でしたが、
ブックビルディングの仮条件(第一次訂正届出書)は、720円~800円で決定されています。
株式市況が悪い中の上場は、企業の側からするととても不遇な状況となります。
審査が順調に進み、「あとは株価」となった時点で、株価が当初計画より大きく下回りそうだとなった場合、
①それでもいま上場する
②上場時期を先送りする
の選択となります。
ただし、②とした場合、改めて審査を受けることになり、必ず上場できるとは限りません。
株価は希望金額ではないもののまず上場することを優先する(①を選ぶ)会社が多いと思いますが、ここまで株式市況が悪いと②を選ぶ会社も出てくるのではないでしょうか。
昨年来低迷している新規上場が活発化するためにも、今の世界同時株安が早めに解決することを祈るばかりです。
・上場承認時(有価証券届出書) 1,000,000株
↓
・第一次訂正届出書(1/24提出) 700,000株
2つの金融機関が売出し人から離脱しています。
このタイミングでの売出し人の変更はとても珍しいことです。
理由については開示されていませんが、昨今の異常ともいえる株式市況の影響が関係しているものと推察されます。
なお、上場承認時(有価証券届出書)の想定売出価格は900円でしたが、
ブックビルディングの仮条件(第一次訂正届出書)は、720円~800円で決定されています。
株式市況が悪い中の上場は、企業の側からするととても不遇な状況となります。
審査が順調に進み、「あとは株価」となった時点で、株価が当初計画より大きく下回りそうだとなった場合、
①それでもいま上場する
②上場時期を先送りする
の選択となります。
ただし、②とした場合、改めて審査を受けることになり、必ず上場できるとは限りません。
株価は希望金額ではないもののまず上場することを優先する(①を選ぶ)会社が多いと思いますが、ここまで株式市況が悪いと②を選ぶ会社も出てくるのではないでしょうか。
昨年来低迷している新規上場が活発化するためにも、今の世界同時株安が早めに解決することを祈るばかりです。
新興監査法人?
週間東洋経済 08年1月12日号に
『クライアント次々獲得新興監査法人の実力』という興味深い記事が載っていました。
記事によると、
・ウィングパートナーズ監査法人(07年2月設立)は、少なくとも上場企業12社(1社は上場廃止)と契約
・監査先のおおくは”いわく付きの企業”で、しかも期中での引き継ぎが多い
・会計士協会の上場会社監査事務所によると、同法人の会計士はわずか5人
だそうです。
この監査法人については何も存じ上げませんが、昨今の会計不祥事・監査不振によって監査業界に異変が起こっていることだけは間違いないと思います。
昨夏のみすず監査法人の解散の際は、
同法人のクライアントの中に、「後任監査法人が決まらない『監査難民』が大量に発生するのでは?」と騒がれたものの、
他の大手監査法人や中堅監査法人、新興監査法人がうまく受け入れたことによって、無事に後任監査法人を見つけられ、『監査難民』の発生は回避された
ということになっていたと思います。
しかし、個人的には、「本当のヤマ場はこの3月期の決算監査なのではないか。これから『監査難民』が生まれるのではないか」と心配しています。
後任監査人が見つかったというだけでは、監査意見がちゃんともらえることが約束されたわけではありません。
制度上、後任監査人は、監査を受嘱(契約)する前に会社の状況を十分に把握しなければならないとはされているものの、確実に監査意見がだせるというところまで見極めたわけではないということです。
そのため、監査をしてみた結果、「監査意見は出せない」とか、「今年は出すが来年は契約できない」となる会社が続出する可能性もあるのではないかと思っています。
いわゆるJ-SOXもあり監査法人は多忙を極めています。
また、1社でも不祥事があると監査法人の存続の危機にまでなりうるという状況において、リスクの高い会社との契約を続けようとは誰も思わないと思います。
この状況を好機とみて新興監査法人が勃興しているということなのでしょうが、上場企業の監査を会計士が数人しかいない新興監査法人が監査品質を確保・維持しながら対応するのはとても大変なことだと思います。
しばらく前であれば、普通の上場企業であれば会社の意向で監査法人を変えることは難しいことではありませんでしたが、状況は激変しています。
これからは、企業の側としては、これまで以上に監査法人との関係を良好・円滑なものとしていく努力が必要になってくるものと思います。
IPO準備中の会社の監査法人との関わり方については、別のときに書いてみたいと思います。
『クライアント次々獲得新興監査法人の実力』という興味深い記事が載っていました。
記事によると、
・ウィングパートナーズ監査法人(07年2月設立)は、少なくとも上場企業12社(1社は上場廃止)と契約
・監査先のおおくは”いわく付きの企業”で、しかも期中での引き継ぎが多い
・会計士協会の上場会社監査事務所によると、同法人の会計士はわずか5人
だそうです。
この監査法人については何も存じ上げませんが、昨今の会計不祥事・監査不振によって監査業界に異変が起こっていることだけは間違いないと思います。
昨夏のみすず監査法人の解散の際は、
同法人のクライアントの中に、「後任監査法人が決まらない『監査難民』が大量に発生するのでは?」と騒がれたものの、
他の大手監査法人や中堅監査法人、新興監査法人がうまく受け入れたことによって、無事に後任監査法人を見つけられ、『監査難民』の発生は回避された
ということになっていたと思います。
しかし、個人的には、「本当のヤマ場はこの3月期の決算監査なのではないか。これから『監査難民』が生まれるのではないか」と心配しています。
後任監査人が見つかったというだけでは、監査意見がちゃんともらえることが約束されたわけではありません。
制度上、後任監査人は、監査を受嘱(契約)する前に会社の状況を十分に把握しなければならないとはされているものの、確実に監査意見がだせるというところまで見極めたわけではないということです。
そのため、監査をしてみた結果、「監査意見は出せない」とか、「今年は出すが来年は契約できない」となる会社が続出する可能性もあるのではないかと思っています。
いわゆるJ-SOXもあり監査法人は多忙を極めています。
また、1社でも不祥事があると監査法人の存続の危機にまでなりうるという状況において、リスクの高い会社との契約を続けようとは誰も思わないと思います。
この状況を好機とみて新興監査法人が勃興しているということなのでしょうが、上場企業の監査を会計士が数人しかいない新興監査法人が監査品質を確保・維持しながら対応するのはとても大変なことだと思います。
しばらく前であれば、普通の上場企業であれば会社の意向で監査法人を変えることは難しいことではありませんでしたが、状況は激変しています。
これからは、企業の側としては、これまで以上に監査法人との関係を良好・円滑なものとしていく努力が必要になってくるものと思います。
IPO準備中の会社の監査法人との関わり方については、別のときに書いてみたいと思います。
(読書録)ここが変だよ日本の内部統制
バカ高いコンサル料、うなぎ上りのITコスト
本当にそれでいいの?
まだ間に合う”正しい”日本版SOX法対策とは?
という副題に惹かれてネット購入(衝動買い)したものです。
ところが、残念ながら私のイメージしていた内容とは違い、ちょっとがっかりでした。
著者の方のご本業は、ISO(国際標準化機構)に関するコンサルティングであり、失礼ながら『財務会計』についてのご理解は若干不足されているのかなと感じられました。
一例ですが、以下の記述がありとても驚きました。
>これまで行ってきた管理を財務報告の正確性という観点から再検証するのである。
>例えば、営業部門の売り上げについては口頭注文があった時点で計上するのか正式な注文書を受領してはじめて計上するのかなど、今まであいまいになっていた点があれば、きちんと決める必要がある。
残念ながらとても的外れな説明ではと感じました。
どのような業態であっても、注文を受けたことをもって売上計上はできない(口頭注文、注文書受領のいずれの場合でもその時点では売上計上は認められない)ことは、財務会計の世界では常識だと思います。
他にも似たような、???と感じる記述がいくつもありました。
『財務報告に関わる内部統制』(いわゆるJ-SOX)の本として読むのではなく、内部統制って何だろう?というような総論的な本として読まれるのが良い本だと思いました。
(読書録)小説会計監査
元中央青山監査法人の理事の方の著書です。
内容ですが、
第1章 ムトーボウ事件
第2章 ABC銀行消滅
第3章 大日本郵便公社民営化
第4章 月光証券会計不正スキャンダル
と4つのストーリーが描かれています。
小説と銘打っているものの、内容的には、実話をベースにして部分的に創作されているような印象です。
登場する会社名・監査法人名・個人名は、容易に実在の組織名・人名が類推できるものばかりです。
報道では明らかにされてこなかった監査法人と当局とのやり取りなどが克明に描かれており、監査法人勤務の方や、監査法人と関わりがある方は、一読の価値あると思います。
なお、本書と、併せて以下の『監査難民』を読まれると、一部重複するような内容も含まれており、より理解が深まるかもしれません。
ニホンフラッシュ(08年2月13日)
上場日: 2008年2月13日
会社名: ニホンフラッシュ
URL : http://www.nfnf.co.jp/
・事業内容:室内ドア、収納ボックス、および化粧造作材などの内装システム部材およびプレカット部材の製造、販売
・基準期: 07年3月期
・市 場: 東証2部
・主幹事証券:大和SMBC
・監査法人: トーマツ
・証券代行: 三菱UFJ信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 5,490
事業等のリスクは、「続き」で
会社名: ニホンフラッシュ
URL : http://www.nfnf.co.jp/
・事業内容:室内ドア、収納ボックス、および化粧造作材などの内装システム部材およびプレカット部材の製造、販売
・基準期: 07年3月期
・市 場: 東証2部
・主幹事証券:大和SMBC
・監査法人: トーマツ
・証券代行: 三菱UFJ信託
・印刷会社: プロネクサス
・想定発行価格ベース時価総額(百万円): 5,490
事業等のリスクは、「続き」で